タスクとカレンダーの連携やデータ移行

　タスク管理ソフトを使っていると、それぞれ一長一短があります。どうしても、複数アプリを使うこととなり、データを連携させたり、あるデータをダウンロードしてローカルで編集してからデータを再利用したいといったことがあると思います。


①Googleカレンダー→Excel(csv)
②Googleカレンダー→ics
③Google Tasks→ics(csv)
④Remember The Milk→ics
⑤Excel→CSV
⑥ics→CSV
⑦CSV→Googleカレンダー
⑧CSV→Google Tasks
⑨CSV→Remember The Milk
　私は、たとえば、2012年にタスクとして管理していたデータは、2013年になってしまえば2012年のカレンダーに日記や業務日誌のようにイベント扱いで表示させたいと思っています。
　そのためには上図の③→⑥→⑦の流れで作業することになります。

XCOPYで差分ファイルをバックアップする

最近マシンの調子が悪くなってきたと感じるので、時々、バックアップを取るようにしています。
前回バックアップした時以降の更新日のファイルをバックアップするのですが、ついつい忘れてしまうので、メモしておきます。

xcopy  コピー元  コピー先  /S /I /D /C /R /Y /D:01/10/2014 

/D コピー先に同名のファイルが存在する場合は更新日が新しいファイルのみコピーする

/C コピー時のエラーを無視する

/R 読み取り専用属性のファイルも上書きコピーできるようにする

/Y 同名のファイルが存在する場合、上書きの確認を行わない

/D:MM/DD/YYYY 指定した日付以降に更新されたファイルのみコピーする

/S ファイルが存在する場合のみディレクトリごとコピーする

/I コピー先のディレクトリが存在しない場合は新規にディレクトリを作成する

CSVファイル(住所)から一括で緯度経度を取得する

わけあって、何百もの建物の位置情報(緯度経度)が必要になりました。
 :

たとえば

イオン旭川春光店	北海道旭川市春光町10
イオン旭川永山店	北海道旭川市永山3条12-2-11
イオン旭川西店	北海道旭川市緑町23丁目2161-3

のような住所一覧があるとします。
ここでは3店舗ですが、何十も何百もの件数がある時、一括して緯度経度の情報を取得するにはどうすればよいでしょうか。

NAPZAKさんの「住所から緯度経度を一括で調べるツール（＋標高もね）」

というページがお勧めです。
CSVファイルをアップロードすると一括して緯度・経度情報を付与してくれ、CSVファイルとしてダウンロードできます。
この手のツールはアップロードするファイルがUTF8でないとダメだということも多いですが、ShiftJISにも対応しています。素晴らしいです。

CSVを[Google Tasks] にアップロードする(Google Tasks Import)

　Google Tasks の欠点であるデータのインポートができない点はGoogle Tasks Import というWebサービスで補えます。 

　このサービスを利用することでローカルで作成したCSV(Outlook形式)をGoogle Tasks にアップロードすることができます。

　GTBank形式というフォーマットもありますが、再編集が困難な書式です。Google Tasks Backupによるバックアップをそのままリストアする時の専用書式です。

■Authorise画面

■アップロードの設定


 

　選択肢の内容ですが・・・

Append timestamp to tasklist name
　アップロードするタスクリスト名にタイムスタンプを付加。

Append own suffix
　アップロードするタスクリスト名に固定文字を付加。

Create new tasklists
　アップロードするタスクリスト名をそのまま採用。
　既存のタスクリストと重複する場合には同一名で別のタスクリストが作成される。

Add tasks to existing tasklists
　既存のタスクリストと同一名のタスクリストにタスクが追記される。
　その場合、重複タスクがあっても同一名で重複してタスクが追記される。
　存在しないタスクリストなら新規にタスクリストが作成される。　

Replace tasklist contents
　存在しないタスクリストなら新規にタスクリストが作成される。　
　既存のタスクリストと重複する場合には既存のタスクリストのタスクがクリアされた後にタスクが追記される。
　同一名のタスクリストが2つ以上ある場合には一つだけクリアされる。

Skip duplicate tasklists
　既存のタスクリストと重複する場合にはインポートされない。

Delete all tasklists before import
　既存のタスクリストを削除してからインポートする。　　

注意.デフォルトタスクリストはGoogleTasksの仕様により削除できない。

　この手順にてタスクをアップロードできます。
　なおアップロードするファイルはUTF-8 without BOM でエンコードされていなければなりません。


■使用出来るヘッダ

Google Tasks Import はOutlookCSVをインポートできます。

Google Tasks Backup /Importが想定しているOutlookCSVのヘッダは下記の通りです。

Subject
Start Date
Due Date
Reminder On/Off
Reminder Date
Reminder Time
Date Completed
% Complete
Total Work
Actual Work
Billing Information
Categories
Companies
Contacts
Mileage
Notes
Priority
Private
Role
Schedule+ Priority
Sensitivity
Status

CSVの一行目は必ず上記のヘッダ項目が明示されていなければなりません。
ただし、すべての項目が揃っていなくても良いようです。
Subject,Due Date,Notes,Statusくらいで十分間に合うと思います。
StatusはNot Started,Completeなどです。

CSVを[Google カレンダー]にインポートする

　他のアプリケーションからカレンダーなりタスクなりをCSVに落とし、必要な編集を行ったら、それを活用するアプリケーションに引き渡すことになります。
　CSVをGoogleカレンダーに引き渡す場合には、
Googleカレンダー>マイカレンダー>設定へと進みます。

■Googleカレンダー設定画面
　「カレンダーをインポート」をクリック
　

iCal,CSVをインポートできます。

　私の場合、GoogleTasks(親タスクは30タスクくらいに分かれています)をCSVに落とし、ローカルに保存した上で、リストをBusiness,Privateにまとめてカレンダーにインポートしています。
　同時に来年の予定をCSVで作成してタスクにインポートしていますが、それはまた別の機会に。